去年、定年になったら会社を辞めると決めていたのに、11月。
何もせぬ間に今年が終わってしまう。
定年になる前に会社がなくなるなんて思っていなかったし
その残務整理が終わるまで会社に残るとも思っていなかった。

ありゃりゃ、この調子だと還暦超えちまいますなぁ。

本当はね、私が退職して皆が困ればいいと思っていた。
長い年月で培った顧客との信頼関係とか、客あしらいとか、仕事の段取りとか
PCの扱いだとか、ビルの管理だとか、社員同士のトラブル回避法とか
掃除だとか、お茶出しだとか、湯飲みの漂白だとか
資金繰りだとか、試算表の読み方とかetc

私が私であることで任されてきた仕事のノウハウを
「やれるもんなら、やってみろ!」って感じでぶん投げてやりたかった。

……………

社長 「去年行ったら不味かったからあげる(笑」
と差し出された食事チケット。
「あげる」「いらない」の攻防の末、「本当に不味かったんだ」キッパリ。
で、手渡されたチケット。
私 「そーですか。そんなに不味かったのな興味が湧いたのでいただきますわ(笑」
社長娘 「ナニィ!? 今年は美味しいかも知れないじゃない!(怒」

その剣幕に、手渡されたチケットを速攻で返却したわ。
社長は何も言わなかった。
娘は当然のように受け取った。

私はそんな扱いをされるほど意地汚いヤツに見えてましたか?
一旦手渡された物を取り返したいほどもったいないと思いましたか?

私は、情けなくって、口惜しかった。
鼻の奥から目に向かって突き上げて来るものはナニ?
胸の奥がワナワナするって本当にあるのね?

親は子どもが可愛いのだから仕方がない。
親子の情に、私の自尊心が敵うわけがない。
その仕方がないを幾つも積み重ねて時は過ぎた。

もう、、、いいよね。終わらせて。。。

………………

私が定年で辞めることを伝えた翌日「せめて1年残って欲しい」と言われたけど
もう、私、気力がない。頑張れない。

10年営業をしていても、顧客から信用を得られない娘さんに頑張ってもらいなはれ。
を、綿飴とオブラートに包んでお断りした。

翌週。「会社を閉じることにした。」って。。。
そうよねぇ。社長もお年ですもんね。
お嬢様は、跡取りになる才覚をお持ちじゃなかったですもんね。(爆笑


ま。お嬢様の悪口=真実なら、いくらでも書き連ねることができるけど
書いてみたところで、自分の情けない思いがよみがえるだけ。

まあ、そのお陰でこの会社の最後を生ぬるーい目で見届けられる。
感謝すべきか。←しねーよ。

この先も、ああいう人にお目にかかることもあるだろう。

この先も、この先も、この先も・・・
それでも、死ぬまでは生きてやるわよ。



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