会社の事務所を移転するとき、エアコンを取り外した。
まだ新しくてきれいだったので、その内の1台が欲しいと社長に伝えた。

すんなりと「いいよ。持って行きなさい。」そう言ってもらえた。

ただ去年の夏、社長の妹さんが社長所有のアパートに引っ越してきたので
「そちらにエアコンを付けるのでは?」と聞いてみたら
『なに言ってるの、あいつは金持ちなんだから自分で買うよ。』と言われた。

そりゃそうだわな。不動産も不労所得もあるんだもんな。
「わーい。エアコンゲットだぜ! バンザーイ!」
などと喜んでいたのだが…

ある日
『妹の部屋と、あっちと、こっちの部屋に取り付けるから業者を呼んで。』
と言われた。
『妹に言ったら、欲しいって言われた。』
のだそうだ。

えっ? 私のは・・・

.。゚+.(・∀・)゚+.゚ からの Σ('◇'*)エェッ!? からの (p_q*)シクシク そして (゚∀゚)アヒャヒャ

私、確認したよね。
何度か念を押したよね。
それなのに・・・社長の記憶にその約束は残っていなかった。

もうこれは、笑うしかないわ。
取らぬタヌキの皮算用。
ってのか、いつの間にかタヌキがワープしちまった。
短い期間、いい夢見させてもらったってことか。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

ただ本心は、とても口惜しい。そして悲しい。

何も言えずに諦める。
それしか道はないのだけど。

業者の手配をしていたら、惨めな気持ちがこみあげた。
なさけない。



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