最近、悶々としているとき、ふと頭をかすめたのがこの小説。

嫌いだといいながら、またも登場の太宰治です。
青空文庫で読むことができます。←クリックしてね。

読み返して気がつきました。
『信実』という言葉があるのですね。
この言葉が、この小説のキモなのかもしれない。
とは、今、読んで思ったこと。

物語はこの言葉に肉付けされてできあがっているのかも知れません。

信実=まじめで偽りがないこと。打算がなく誠実であること。また、そのような心や、そのさま。
    「信実を尽くす」「信実な人柄」
真実=うそ偽りのないこと。本当のこと。また、そのさま。まこと。
    「真実を述べる」「真実な気持ち」
※上記goo辞書から拝借しました。

………………

11月になって、イヤな予感が的中した。
私個人のことではなく、会社のことなので詳細は書けないが
例え話を頑張って考えてみた。

《誰か》に大きな宴会があるので、その準備をたのまれたとする。
信頼できるレストランを予約して、設備や食事の打ち合わせも済ませた。
なにせ大きな宴会なので、当日までに人数の変更があるのは織り込み済み。

が、である。

その《誰か》が、なんの断りもなく食べ物は自分で用意することにしていたらどうなるか。
会場と設備と食器はレストランで用意してもらえばいいや。
なんてこと勝手に決めて、報告もないまま自己完結していたら…

こっちの面目まる潰れ。
なんてことより、レストランに大きな損害を与えることになってしまう。
それなのに《誰か》は、次回もそのレストランを使う気でいる。

それは、あかんやろ。
食事がいらないのに、レストランが会場を貸すわけありまへんがな。
次回なんぞ、あるはずもないでんがな。

《誰か》さんは、常識以前のそんなことも分からんのか・・・?

………………

メロスは何故走ったのだろう。
濁流を泳ぎ、山賊と戦い、血を吐きながらも走り続けた。
自分の身代わりとなっている友への思い。

   その男を死なせてはならない。
   急げ、メロス。おくれてはならぬ。
   愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。

竹馬の友。
深い友情と信頼。
だから互いに信実を尽くす。

そのためにメロスは走った。

………………

まだ信頼関係も築けていないのに、
他者の信頼に乗っかろうとしてもだめだよね。

初めて会ったとき、ペラペラと薄っぺらい話をする《誰か》さんを見て
大丈夫かコイツ?
と、思っていたが案の定、残念な結果になってしまいました。

《誰か》さんは、自分の思惑に対して忠実だったのね。


あまりにもアホくさくて、メロスは走るのをやめましたとさ。
チャンチャン。



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