輸入肉ばかり食べているこちるですが、元気です。

知り合いのお子さんに料理教室に通っている人がいます。
そうさなぁ~、かれこれ6年?7年?

最初の2年は、個別指導で数百万円以上お支払いをしたらしい。
貧乏人にはとても真似ができないウソのような本当の話。

まあ、包丁の持ち方から始まるという、
調理のABCを頭から教えてもらったのだから仕方ないのかも。
そう、『ABC』から。。。

最初の3年くらいは親が月謝を払ってくれたらしいけど
今は、気が向いたときだけ自腹で行っているらしい、
それにしても、総額いくら注ぎ込んでるんだか?

その子が今年になってから、食材にこだわりを持ち始めた。

それまで使っていたあらゆる食材や調味料を全部ゴミに出し
生協と自然食品の店から購入したもの以外は調理をしないらしい。
親が買ってきた自然食っぽいふりかけですら封も切らずに捨ててしまう。

「料理教室の先生が、食材にこだわりがあるんですって。
 あの子はすぐに真に受けるから…」
とは、ふりかけを捨てられて怒っている親からの話。

肉とかむきエビなんかは、ジャージャー水道水(高級浄水器付き)で洗う。
キャベツの千切りは、これでもかってくらい水にさらしてゴワゴワ食感に。

「ねえ、それって美味しいの?」と聞いたら
「肉やエビの味なんてほとんどないわ。」とのこと。
それでも家族の健康のためだと言われたら何も言えないのだとか。

というか、何を言っても無駄だったので諦めたらしい。
「何もできなかったあの子が、料理をしてくれるだけで満足。」
なのだそうです。

この前行ったら、未開封の上白糖が玄関にありました。
「あの子、これも捨てちゃうのよ。」
「じゃあ、もらってくね。」と、私がいただきました。

上白糖は白いけど、漂白剤なんか使ってないんですけどね。
白いのは漂白されてるって、教えられたのか思い込みなのかは不明。
木綿の服じゃあるまいに…

その子の旦那さんがグチっておりましたわ
「生協の肉が良いとかっていうけど、半分は脂身で
 あんなもん食ったら、かえって体に悪いと思う。捨てたってお金だし。」

それでも、あなたのため。家族のため。
そう言われたら、黙って食べるしか道はないらしい。

そこで素朴な疑問を口にした私。
「食材にそこまで気を使ってたら外食なんかできないよね?」

知り合いいわく。
「それがね、そんなこと気にしてたら外食なんかできないって、平気なのよ。
 今日もクーポンを使える店へ夫婦で行ったわ。」

もう、どんな食へのこだわりなのか理解不能なんですけどぉ~~

ま、よその家庭の食へのこだわりなんて私には関係ない。
ただ、私は知り合いの家で勧められても食事はしない。

だって、その子、手を洗わないの。
目をグリグリかいても、足の裏をいじくってても…
家族なら諦めも我慢もできるんだろうけど、私には無理。

これ、私の食へのこだわり。←てか、常識のような気がする。

料理学校の先生にお願いしたいわ。
へんてこな食材へのこだわりより、清潔な料理の心構えを教えてあげて。
ABCのAって、包丁の持ち方からでなく、まずそこからだと思うわ。



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