直そうと思っても、しみこんだ生活習慣は変わらない。
会社の近くに住んでいるので、朝はギリギリまで寝ている。
いい歳して困ったもんだ。

が、今朝はいつもより1時間早く起きて、犬の散歩に行ってきた。

飼い主である友達は、先週金曜日から親戚のお宅に行っている。
「日曜日には帰るからヨロシクネ」

……………

ラブ。私は彼女をBニャンと呼んでいる。
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去年から耳が遠くなっていたが、今では全く聞こえなくなってしまった。

だから、散歩のために玄関を開けて名前を呼んでも反応はない。

かつては、鍵を差し込む音だけで狂喜乱舞してくれたのに。
今はチャイムを鳴らしても、大声で叫んでも、目の前に行ってやらなくては
私に気づくことはない。

よそ様の家の中、茶の間にいないBニャンを探して探検?

彼女は飼い主さんの部屋でスヤスヤと眠っていた。
彼女用の小さな布団に、クルリと小さく丸まってグッスリ。

そっと頭をなでても無反応。

警戒心ゼロのその姿を可愛いと思いつつ、それがとても悲しいと思った。
可愛い姿のまま、あなたは歳をとってしまったのね。

軽く揺すってやると、静かに目を開けて私に気づく。

そして、喜びを全身で表現しようとする前に、そっと抱き上げて階段を降りる。
ドクドクと激しく脈打つ鼓動を両腕で感じながら「落ち着いて」と、声をかける。

でも、あなたに私の声は聞こえない。

子犬の頃から心臓肥大気味のBニャンに興奮は大敵。
寝覚めに大興奮をさせてしまって、咳き込んでしまったら、それを止めてやることはできない。

落ち着かせるために、どれほど声をかけても、彼女には聞こえない。
音のない世界で、生きるBニャンを安心させるのは腕の中しかない。

切ない。

土曜日。お日様ピーカンの中、散歩を済ませて夕方まで一人(一匹)でお留守番。
7時過ぎにに再び散歩のお迎えに行った。

玄関先まで行くと、家の中からBニャンの吠える声が聞こえてきた。

・・・耳は聞こえないんだよね。
まさか、ずっと外を見て待っていたの?

切ない。

その切なさに引きずられて、お昼の散歩1時間。夕方の散歩1時間半。
私はヘロヘロに疲れてしまったのに、まだ家に入りたくないって…

強引に家に入って足を洗い、エサを出す。
エサを食べ終わったら、眠たさにとろけそうな目をしながら必死でこらえている。
ああ、昨日はあなたが眠った隙に帰ったから、今日は眠らないつもりなのね?

飼い主さんの家族が仕事から帰るまで、
私はBニャンの寝ぼけまなこな監視のもと、テレビを見て過ごす。

そして日曜日。
夜になっても飼い主さんからの連絡がない。
またか。。。

滞在延長はいつものことで、酷いときは1週間以上だったこともある(笑
が、連絡はいつもくれていたのに・・・

………………

で、本日月曜日。今日は仕事だ。
だから、Bニャンの散歩のために、頑張って早起き。

夕方には飼い主さんも帰っている思っていたが、家の前を通ってもその気配なし。
玄関に近づくと、Bニャンの吠える声が聞こえてきた。

やっぱり、眠らずに待っていたんだ・・・切ない。

散歩してる間に帰って来るかな?
そんな期待を胸に、夕飯前の腹ペコ状態で散歩に出かけた。
1時間以上歩いたというのに、まだ帰らないと踏ん張るBニャンを強引に引きずって帰宅。
飼い主さんは帰っていなかった。

エサを食べ終えたBニャンは、私に甘えたり、距離を置いて見張ったり
帰って来ない飼い主さんのお出迎えのために玄関に行ったり。

切ない。切なすぎる。

………………

しびれを切らして電話をしたら、「今、市内。30分待ってて」

帰宅した飼い主さんに、「電話くらいしてよね」(* ̄m ̄)と言うと
あっけらかんと「あら、忘れてた。」だと。
イラッ!

そして、「こちるさんがいるから、安心して家を空けられるわ。」だと。


Bニャンは可愛いよ。可愛いからお世話をするのはイヤじゃない。
でも、私が動くたびに「一人はイヤよ。帰らないで!」と訴えかけるBニャンが不憫じゃないか。

「でもね、こちるさんがいてくれたら大丈夫だから。すごく助かるわ。」

いや、そういうことじゃなく・・・論点がズレまくりなんだが・・・

まあ、そういうことで、「次回もヨロシクネ。」で、会話は終わる。

Bニャンはとても可愛い。
が、だから余計に「困ったもんだ」なのだけど。

それ以上に、飼い主さんには困ったものだわ・・・




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