なで肩で首が細い母。それに比べて私は・・・
完璧にに父親似の体型。
はい。デブとあいまって、外見はまるっと赤の他人。

小柄で華奢な母を見た人には、私の母とは思えないとよく笑われていました。
「まるで、私が産んだみたいでしょw」などと、私も笑って応えておりました。

小さいころはねぇ、それでも母のお尻に隠れることができたのですがねぇ。

今では、そのうち、私の手のひらに乗っけられるんじゃね?
ってくらい小さくなってしまいました。


実家の流し台の前には台が置かれ、ガス台は土台を切って低くしてあります。


今回、実家に帰ると冷蔵庫が買い替えられていました。
この冷蔵庫を買うにあたり、母は家電店に連行されたらしいw

冷蔵庫のドアって、年寄りの腕力では開けにくいものがあるらしいです。
野菜室の引き出しを開けるのに、引っ張る力が足りないと、びくともしない。
勢いを付けようにも、年寄りにそんな瞬発力はすでにない・・・

家電店の冷蔵庫売り場で、家族と一緒にドアや野菜室を開け閉めする年寄り。
家族の気配りと、微笑ましくて切ない母の姿が思い起こされます。


そんな母は、もう料理を作りません。
背中が丸くなり、背の縮んでしまった母にガス調理はとても危険です。
牛乳を温めるのに、お鍋を火にかけたのを忘れて、吹きこぼすこともしばしば。
惚けてはいないのですが、注意力も衰えてきつつあります。

家族はそんな母のためにIH調理器を買ってあげました。
火を使わなければ安全なはず。

がっ!です。
IHで使えるステンレスのお鍋は小さくても、
母には「重たすぎる。」とあっさり放置されてしまいました。

母は、普通のご飯の茶碗さえ重たくて、軽量茶碗を使っています。
普通の茶碗だと、食事の途中で腕がだるくなってしまうのだとか。
ほんの数十グラムの重さが母の腕には負担なのです。

余談ですが、この軽量茶碗が割れやすい。
私も何個か買ってあげたのですが、使っているのを見ぬ間に姿を消しましたw

そして、現在、母は幼児用のお茶碗を使っています。
キャラクター柄の小さなお茶碗が、とても可愛くて微笑ましい。

そして、それが、やはり、切ない。



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