さすがに雪はとけた。そんな気がする。
朝はギリギリまでベッドに貼り付き、シャワーを浴びたら生乾きの髪で部屋を飛び出す。
ああ、またゴミを出せませんでした。
さすがにねぇ、生ゴミだけは出してるけど、資源ゴミがねぇ~
昼休みに帰ったときに出すつもりでいたら、私を追い越していく回収車の後ろ姿。
チッ!
日は確実に長くなっているのに、明るいうちに帰れない。
空は見るけど、景色は見ない。
どんな歩き方してるんだか?と、自分で思う。
寄り道も嫌いだしね。
とか言いながら、昼休みに会社に戻る途中で、友だちの玄関先に侵入。
暖かな日差しを浴びて、吠えている犬一匹。
近づいたときには、地面の匂いを嗅いでいた。
最近、耳が遠くなったせいで、私の足音に気づかない。
愛くるしさはそのままに、いつの間にかおばあちゃんになってしまったのね。
私に会いに、何度も脱走して来てくれた日がなつかしいw
もう少し暖かくなったら、ヌコが凍え死ぬ心配がなくなるので
必ず散歩に迎えに来るから。
そんな約束をして会社に戻った。
ねえ、私達、いつまでこんなふうに無邪気に戯れていられるんだろう。
これから何度、春を迎えられるのだろう。
この子の先代の犬は、私の大親友だった。
友だちの庭に咲くクロッカスの花。
今年もまた、心の中で話しかける。
「エル。春が来たよ。」
朝はギリギリまでベッドに貼り付き、シャワーを浴びたら生乾きの髪で部屋を飛び出す。
ああ、またゴミを出せませんでした。
さすがにねぇ、生ゴミだけは出してるけど、資源ゴミがねぇ~
昼休みに帰ったときに出すつもりでいたら、私を追い越していく回収車の後ろ姿。
チッ!
日は確実に長くなっているのに、明るいうちに帰れない。
空は見るけど、景色は見ない。
どんな歩き方してるんだか?と、自分で思う。
寄り道も嫌いだしね。
とか言いながら、昼休みに会社に戻る途中で、友だちの玄関先に侵入。
暖かな日差しを浴びて、吠えている犬一匹。
近づいたときには、地面の匂いを嗅いでいた。
最近、耳が遠くなったせいで、私の足音に気づかない。
愛くるしさはそのままに、いつの間にかおばあちゃんになってしまったのね。
私に会いに、何度も脱走して来てくれた日がなつかしいw
もう少し暖かくなったら、ヌコが凍え死ぬ心配がなくなるので
必ず散歩に迎えに来るから。
そんな約束をして会社に戻った。
ねえ、私達、いつまでこんなふうに無邪気に戯れていられるんだろう。
これから何度、春を迎えられるのだろう。
この子の先代の犬は、私の大親友だった。
友だちの庭に咲くクロッカスの花。
今年もまた、心の中で話しかける。
「エル。春が来たよ。」