昼休み。珍しくヌコがやってきた。

最近、昼には滅多に来なかったのに、別ネコの気配はないのですか?

窓際に置いたエサをたくさん食べて、ささみやスープも飲んで
窓の外で、ささみを待つ。
ポイッと放れば、ヒョイッとささみを追いかけて…
少し余裕のある様子。

満腹になったら、庭を見つめていつものようにお隣のベランダに姿を消した。

ようやくまた、部屋に体を入れてエサを食べるようになってくれた。
冬までにはなんとか飼い猫になるのかなぁ~
などと思いながら、キュウリを採りに庭に降りようとしたそのとき

黒いものが2つ。
あっ!
ヌコが別ネコに追いかけられている!

女の子のヌコは、別ネコより体が二回りほど小さい。

庭を横切り隣の庭へ…
その隣の庭へ…

助けてあげたいけど、私にはどうする事もできない。

姿が見えなくなって、叫び声のような鳴き声が2度聞こえた。

しばらくすると、別ネコが遠くの庭を歩いて行く。

ヌコさんは?

目をこらしても、その姿は見えない。

・・・・・別ネコが、縄張りからヌコを追い出した?

頭がクラクラする。

ヌコも私も、油断していた。

どうか、どうか、ヌコが怪我をしていませんように。
そして、また来てくれますように。
別ネコが、縄張りを諦めてくれますように。


また、ヌコ待ちの日が続くのか……



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