お月様にあいたくて

闇夜の砂漠で月を待つ。 それが日常。 たまには、こっそりひっそり毒でも吐こうか。

届いた

マスクが届いたのは5月の終わりごろ。

いろいろ言われているけど、私はありがたいと思った。
またマスク不足になったら、こいつが役に立つはず。

使う機会がなければ、それはそれでめでたいことではないか!

2枚のうち1枚を洗濯して袋に戻した。
これでいつでも使用可能だ。

使わなくても、お守りとして大切にしまっておこう。

…………………

夕方、薬局でサージカルマスクを見つけた。

50枚入りで2980円。
以前だったら500円もしなかったはず。

まだ家には未使用のマスクが50枚はあるし
洗ったものが20枚はある。

なのに、アホみたいにタッケェ~~!!と思いつつ、1箱買ってしまった。

貧乏人のくせにねぇ~ 食えもしないのにねぇ~ アホだよねぇ~

でも、こいつも封を切らずに済むことを願いつつ、お守りとして・・・


実は、近所のスーパーでもマスクは売っている。
でも、あえて買わずにいた。

薬局系のお店は、安心安全を重視してそれなりの品質のものしか店頭には並べないという話を聞いた。

ま、ね。薬局ですからね。
信用を落とすような商品を売れるわけがない。って、ことらしい。

…………………

これまた夕方、通帳の記帳をしたら給付金10万円が入金になっていた。

申請書を送付するのに、通帳や保険証のコピーを切り貼りせず
そのまま突っ込んでしまって、後から慌てても時すでに遅く、
役所から突っ返されてもやむなしと思っていたのでほっとした。

忙しいのにありがとう。と、心から思った。




にほんブログ村

老犬よ、ごめんなさい。

友達の犬は、あらかたこちらの世界を忘れたらしい。

今は、飼い主の娘が、『自分の犬』として、食事や餌の管理をしている。
時折散歩に連れ出して、ご長寿であることを褒められて喜んで帰ってくる。

いつの間にか、友達の犬から、娘の犬へと昇格?したらしい。
そして、けなげに食事や健康管理をアピールし、世話も自分が全部してると。
犬友さんは犬の長寿に驚き、彼女の努力を褒めてくれる。
おそらく、犬友さんたちは、ラブの見た目の若さと元気を大絶賛してくれる。
そんなわけで、もう、娘さんは舞い上がってしまった。

あれほど「お姉ちゃん嫌い」だった犬が、『私になついた』
と、いうのだが…
ラブはもう、自分の意志で行きたい場所へはいけないのに。

ソファの上、お姉ちゃんのひざにもたれた姿に
「いまはねぇ、逃げなくなったんだよぉ~。ラブはねぇかわいいねぇ~」

そして、お姉ちゃんは犬の頭をなでながら、突如裏声で歌を歌い始める。
♪ ラァブゥちゃんはぁ~♪ 可愛いぃいーからぁ~~~♪♪

はあ・・・子守歌だそうです。

当のラブは、大きくあくびをして、自分の口の周りをべろべろと長い舌で舐め回しております。
このシグナルは、とてもイヤな状況にいて不安と緊張を感じている証拠。
ボケてしまっても、そんな意思表示はできるんだ………
お姉ちゃんは気づかないけど。

私は、私は、つらい。
ラブの体がしめす声にならない声に、全く気付かぬ娘が嫌い。
「押さえつけるんじゃないよ。嫌がってるじゃないか。」

でもね、ラブは私の犬じゃないのよ。
私には何の権利もないのよ。
私にできるのは、脱走しないようにサークルを作ってやること。
やけどの防止にストーブガードを作ってやること。

娘に褒められたわ「こんなのが欲しかったの。」
『自分でつくれやっ!バカたれがっ!』としか、思わんかったがね。

そんなわけで、娘が四六時中犬に纏わりついているから、私は手出しできないわ。

だから私は思うことにした。
「ラブは死にました。」

いま、目の前にいるのは、お姉ちゃんの自己満足のおもちゃとしての『犬』です。
あれはラブではありません。
ラブはもう死にました。

年老いて、自力で生きられなくなったら、何をされても逆らえない。
年老いるとは理不尽を黙って受け入れるということです。

………………

娘は今、老犬をいたわり看護する優しい自分に陶酔しています。
それをご披露するために、せっせと病院通いをしています。

「わぁ、見た目若くてきれいね。一生懸命お世話してるのね。」
そんな称賛を浴びるのが彼女の快感を刺激して止まないようです。

でも、ブラッシングをするのは友達です。
汚れをふき取るのも友達です。

もう、もがける体力のない犬は、お姉ちゃんの腕の中で、大あくびを連発するだけ。
『苦しいの。嫌なの。離してほしいの。』
お姉ちゃんは笑いながら、「あくびばっかりするんだからぁ~」
と、その舌を指で捕まえて笑います。

もう、サイコやらホラーやらな感じです。

そんなわけで、ラブごめんよ。
私の中で、あなたは死んだ。
できることなら、あなたを静かに看取りたかったよ。



にほんブログ村

『赤死病の仮面』エドガー・アラン・ポー

あれほど辞めると息巻いていたパートに継続勤務中。

なんやかんやと言いながら、最終的には現金収入の魅力に勝てなかった。
そういうことだ。

コロナのおかげで、通勤のバスや地下鉄は空いている。
まるで千と千尋の神隠しの電車のように、乗客は気配を消している。

こんなの、いつまで続くのだろう。
解決策が見つかるまで、ずーっと続くのだろう。

…………………

このコロナが流行し始めたとき、私はポーの『赤死病の仮面』を思い出した。

あらすじはWikipediaでどうぞ ↓
『赤死病の仮面』エドガー・アラン・ポー

なんかね、逃げても隠れても無駄だよね。

自分だけが助かろうとか、安全な場所で楽しもうとか…

ま、ねっ。
この小説のように絶望的なのは嫌だけどね。

…………………

どうやら北の大地には、コロナの第2波が到来したらしい。
 話題のワイドショーより ↓
「札幌市」新型コロナ第2波襲来!ピーク過ぎたと油断...外食飲食と首都圏から流入で再拡大

北海道が緊急事態宣言から外れていたときに、雇い主と
「安全そうだからって、絶対にアホがやって来るよね。」なんて、話していた。
予想通りになった。

第2波、第3波どころか波は何度も訪れるんだろうし
医療が崩壊しない程度に流行るのなら、儲けものだろう。

この調子だと、お盆の墓参りどころか正月の初詣もすっ飛びそうだ。

やがて、コロナの死亡者よりも、経済破綻での死者が話題になるんだろう。
『政府は無策だっ!』と、誰かが叫ぶんだろう。

…………………

ゴールデンウイークには、いつものように帰省しません。

帰る気はなくても、帰れない状態は不本意です。

などと、まったくもって勝手なことを思っています。

いま、マンションの桜が静かに満開です。



にほんブログ村

友達のバカ娘夫婦に腹を立てている

出会ってから20年以上。
友達はそろそろ80に手が届く歳になった。

友:ねえ、パソコンができたら楽しいじゃない?
私:何がしたいの?
友:パソコンを使えるようになりたいの。
私:だから、どんなことに使いたいの?
友:手紙を書いたり、表を作ったりできたら便利じゃない?

ああ、この会話20年前にもしたわ。

当時、友達が持っていたパソコンは亡くなったご主人が使っていたもので
とても高価だったが、Windowsの初期のものでよくフリーズしていた。

でも、娘には友達が最新のパソコンを買い与えていた。
母である友達は触らせてもらえなかったけど・・・

そこで、私が新しくパソコンを買ったのを機にお古を友達にあげた。
というか、まだ使いたいソフトが入っていたので、
もし新しくパソコンを買ったら返してね。と言って貸してあげた。
そんでもって、年末には年賀状のあて名書きができる程度に使えるようになった。

あれからずいぶん経ったわね。

…………………

そして、腹立たしい思い出がよみがえる。

友達の家に娘の『無職』の男友達(今の娘婿)が上がりこむようになり
娘のパソコンに夢中になってしまった。

娘は自分のパソコンを男友達にあげて、
母親(友達)が買ったパソコンを自分の部屋に持って行ってしまった。。

そして、私のパソコンはSCSIという部品を残してどこかに消えてしまった。

私:あのね、部品じゃなくて使いたいソフトがあるから、パソコン本体を返してほしいの。
友:無職男から、これだと言って渡されたの・・・・・・・どこにあるのか分からないの・・・

やがて、無職男はMicrosoftの資格をいっぱい取って、それ系の仕事に就きましたとさ。
めでたし。なのだが、腹立たしい。

…………………

そして現在、友達が持ってきたのは娘のお古のノートパソコン。

それでも性能は良く、快適にピュンピュン動く。
それでは、Excel行ってみよーっ!
ん???
ば、バージョン2003って、古すぎじゃね?
(2003→2007→2010→2013→2016→2019今ここ)

友達がやる気満々で買ってきたテキストは2019ですじゃぁ・・・
変だと思っていたが、これでは友達には別のソフトに見えるのかもしれない。

私:お金はかかるけど、婿さんにofficeを最新のに入れ替えてもらいな。
友:そうする。
   ↓  数日後
友:婿さんがただでofficeを入れてくれたぁ~♪♪ ヽ(^o^)丿
私:・・・よかったね。(と、言いつつ腹を立てる)

あの乞食婿め、Microsoft officeじゃなく、バッタもん入れやがった。
娘に聞いたら、「お母さんならあれで十分。」だと…

確かに、使えないことはない。
でも、ずぶの素人がテキスト見ながらではつまづいてしまう。
「テキスト見ても、よくわからないの…」って、それはあなたのせいじゃない。

…………………

話は変わる。

コロナで10万円の給付が決まった。

友:3人家族だから30万もらえるの。そしたら、娘が婿のために○○を買おうって。
私:あのさぁ、それならパソコン買いなよ。婿さん儲かってるんでしょ。
友:そうなんだよね。だけど、使いたくないんだって、貯金したいんだって・・・

もう、わたしゃぁ知らん。

親の情に付け込んで、たった5万ですき放題に暮らすバカ夫婦。

「私たちなら、1分間に〇十文字(←忘れた)入力できる。」
などとバカにして、80歳近いばあさんにマウントして何が楽しい。
それなら教えてあげたらいいのに、それは時間の無駄らしい。

小さく思う。
この先、友達がこの世を去ったら、こいつら地獄に落ちてしまえばいい。




にほんブログ村

弱者…

パートの仕事は昼12時から。
バスと地下鉄を乗り継いでの通勤では、昼食の時間が中途半端。
なので、たまにはスーパーの弁当のお世話になることもある。

地下鉄の出口のすぐに大手のスーパーがある。
地下2階が食品売り場で、私はそこでおにぎりを買う。

コロナが流行り始めて気が付いたのだが、
昼時の食品売り場の大半の客は年寄りだ。

上りのエスカレーターから下界をみれば
ばあさんの帽子か、じいさんのハゲか白髪の頭ばかり。

年寄りたちよ、外出自粛じゃないのかい?

……………………

マスク不足を報じるテレビには、朝の5時半から店先に並んで待つ年寄りが映し出される。

インタビューに答えるジジババはとても元気そうで弱者であることを忘れさせる。
コロナで行き場を失って、時間や体力を持て余してるのか?
そんな意地悪な思いが頭の中を行ったり来たりしていた。

久しぶりに実家の家族と電話で話した。

「早起きできるなら、マスクぐらい作ればいいのに…」そんな風に話す私に
「不安なんじゃない?」と、家族は言った。
「買い溜めることで、安心したいだけじゃない?」

「テレビがまともな情報を流さないから、
 ネットを使えない年寄りは、不安の中にいるんだよ。」

……………………

政治って難しいね。
私にはややこしくって理解できない。
ましてや、今は何だか、朝令暮改で、話についていけないや。

でも、それって仕方ないよね、コロナは現在進行形で、明日の予測は不可能で
だれも、先のことなど分からないから、だれも責めることはできないと思う。
コロナと共に迷走する社会。
そんなわけで、世界中のすべての人が今は弱者なんだろうな。

○●○●○●○●○○●○●○●○●○○●○●○●○●○

突然ですが、この話はこれでおしまいです。
考えるのが面倒になりました。
このまま投下します。



にほんブログ村
広告