お月様にあいたくて

闇夜の砂漠で月を待つ。 それが日常。 たまには、こっそりひっそり毒でも吐こうか。

運が悪くても不幸にはならないものです

オバサン、高卒なのよ。
それも田舎の定時制高校。
教科書の漢字をすっ飛ばして読む子や、指で計算する子が同級生。
無駄な競争なんて無い、のどかな高校生活でしたわ。

担任は数学を教えていたけど、この先生、数学を教える資格を持っていなくて
通信教育でその資格の勉強をしていたような…

ま。そんな高校だからどの授業も1年で教科書半分しか終わらなかった。
将来への希望なんてきれいさっぱり洗い流せた青春時代!

そんな私の兄は、普通の高校に行きちゃんとした大学を卒業しています。

兄は頭も良かったけれど運も良かった人で、
実家が貧乏から浮上したわずかな期間に高校生になりました。

で、私は貧乏に舞い戻ったところで高校生になりました。

そして、兄が高校を卒業するころ、実家は貧乏から再浮上。
そんなわけで、当時の国立二期の大学にに進学することができました。

ところが、1年生の途中で親に相談もなく退学して帰って来た兄。
理由は「バカしかいなくて嫌になった。」からだそうです。

親は期待を裏切られて嘆いたり怒ったり、
でも、辞めちゃったものはどうにもならないw

兄は部屋にこもって・・・・・勉強しておりました。

そして、当時の国立一期に合格。
再び大学生になり、公務員になり我が家から巣立っていきました。

なんかねぇ~、同じ親から生まれたのにねぇ。
私ともの凄い格差が生じてしまったのよねぇ。

「趣味の○○でベンツ1台軽く買えちゃうくらいお金使ったw」って…

ある時父が私に言いました。
「あいつは運が良かった。お前も学校に行かせてやれば良かった・・・」

へ? 今更ナニを言うとりまんのや?
ナニを後悔しとりまんのや?

「父さん。運も実力の内って言うよね。兄には実力があったんだよ。」

私には運と実力がなかったんですわ。


それに、運が悪くても私は不幸じゃないんですよね。
幸せだと胸を張ることはできないけど、いたってフツーなのよねぇ。
この変化のない低空飛行な生活が、私にはとても合ってる。


そんな風に父が思ってくれただけで、かなり幸せな気がしとります。



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アイタタタァ!

いつもながら貧乏ブログを徘徊している私。
たまには別カテでも見ましょうかね。と、古巣(ではないw)をのぞいてみた。
あらら、ずいぶん様変わりしてしまったのね。

新しいブログを読む気になれず、以前からなじみのあるブログをクリックしてみた。


フム。この不快感はどこかで経験したような・・・

以前に書いた(消したw)マコさんとの会話。

ある日、不動産屋が会社で管理しているアパートの応募について電話をしてきた。

 現在地方在住。
 シングルマザー。
 こちらに出てきてから求職するため、入居時は無職。
 仕事が見つかるまでの間、生活保護を受ける予定。

部屋を貸す側としては不安要素満載。
引っ越してきてから生活保護の申請をするわけで、受けられなかったらどうするの?
仕事が決まらなければどうするの?
保証人は、国民年金を受給している母親って・・・

本人は離婚したばかりで、仕事を求めてこちらに引っ越すつもりらしいけど…
保護の申請のために家賃を操作して欲しいと言われても…

申し訳ないけど、丁寧にお断りをした。

その話しをマコさんにしたら、「ザマァない!」と言われた。

確かに離婚して生活保護を受けるのは自慢できることではないけど
人にはそれぞれ事情ってもんがあるでしょうに。
苦労もせずに恵まれた環境にいる人が「ザマァない!」とは何ごとぞ!


今日読んだ記事はあの時の不快感を思い出させた。
年齢=手取り?

批判する気は全然無いけど、このご時世に努力でなんとかなるって本気で思っているなら、
この人も幸せな環境にいる人なのね。
幾つになっても世間知らずでいられるって、おばさんとってもうらやましい。

うらやまし過ぎて、軽く痛みを感じましたわ。



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90歳からの老後?

ちょっと古い話になるけど、麻生太郎さん。失言しちゃったのねw
「90歳で老後が心配。-中略- いつまで生きてるつもりだ」

私なんて、さもありなんと、うなずいちゃいました。


ま、解釈は色々ですけどね。

90過ぎた年寄りが、老後の心配をして、持ってるお金を握りしめて離さなければ
現在貧困予備軍の若い世代に回せるお金なんぞありまへん。

消費と景気と雇用って連動してるんじゃね?

若い世代は使いたくても、お金がないから、年寄りに消費してもらうしかないじゃん。

て、ことでしょう。

朽ちかけの老木が、まだひ弱な若木の上に倒れかかって
太陽を遮ってる感じがするのですがねぇ~

血も涙もない話しでしょうかね?


ま。公人であるなら、本音と建て前の使い分けはしなくちゃいけないのだろうけど。

このことで実家の家族と議論?になった。


「お金の心配をせずに済む人が言うことではない。ましてや、総理大臣にまでなった人が。」
と、えらく憤慨しているけど、そうかなぁ~と私は思う。

そう言う人が言わなければ庶民のグチにしかならないんじゃないの?


会社で経理から社会保険の手続きまでやって来て
20年前に会社を辞めたおばちゃんの年金と、自分がもらえる年金の額が大差ない、
というより、それ以下だって知って、自分の老後にすっかり気落ちしたわよ。

今の若い世代なんて、老後の心配どころか明日の心配をしている状況よね。
まともに年金をもらっている90代が老後を心配してるというなら、
「なんて幸せな老人だろう」と思ってしまうわ。

朽ちかけの老木が、若木にもたれて、影を落としながらこう言っているのよ。
「もっと光を!」

血も涙もないのは、年寄りの方なんじゃなかろか。。。



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脳天気な孫と、ボケた祖母w

そのころ私は一人暮らしをはじめていました。
用がなければ実家へ帰らないのは今と同じ。
だからサンダーバード事件のことは知りませんでした。

季節が変わってしばらくしたら、ばあちゃんは再び入院をしました。

「ばあちゃんがこちるに会いたがっている。見舞いに行きなさい。」
実家からの命令でしぶしぶ見舞いに行きました。
お見舞いに柿を買っていったので、季節は秋だったのかも知れません。

病院のベッドの端っこに祖母と並んで座り、どんな話しをしたのやら。

と、祖母が話し始めました。
「車に轢かれて身体がバラバラになってしまった。
 それを病院の先生がくっつけてくれた。」

ブラックジャックのピノコかいな?なんともファンタジーなお話し。

そして私は脳天気。
「ふーん。」としか思いませんでした。

祖母は話しを続けます。
「背中の肉は洗面器いっぱいあった。それを先生が丁寧に貼り付けてくれた。
 ひどい傷が残っているから、見たら分かる。」
シャツの裾をめくって、私に背を向けるばあちゃん。

どれどれと見てみたら、背中には湿布を剥がしたあとの白い筋がいっぱい。
でも皮膚はかぶれもなく綺麗だった。
「うん。キレイだよ。湿布の跡だけ、傷もないみたい。
 ばあちゃん、綺麗な肌してるねぇ。」

でも、湿布を貼っていたのだから、どこかが痛いのだろう。
「痛かったの?今も痛いの?」

「いや、今はそんなに痛くない。そうか、治ったか・・・」
と、とても嬉しそうにしていました。


実家に帰って見舞いの報告をしたとき初めてサンダーバード事件の話しを聞かされました。
えっ! えっ! えぇ~~っ!となりました。


でも、私の見舞いの後、ばあちゃんは「殺されそうになった」話しをしなくなったそうです。

みんなね、ばあちゃんがその話をすると「そんなことはなかった!」とか
「バカなことを言うんじゃない!」と叱っていたらしいのです。
完全否定をされて、ばあちゃんは納得できずにかたくなになってしまったのね。

私だけが否定もせず、傷口(無いんだけどw)を見て
完治していると話してくれた。痛くないの?と気遣ってくれた。
それで心底満足したらしいのよね。

祖母と私のピンぼけな会話は、見事な着地を果たしたってこと?

歳を取ってボケてしまっても、話しは聞いて欲しいし、理解して欲しかったのでしょうね。
転んだときに背中を強く打って本当に痛い思いをしたのでしょう。

介護されるようになったら、人はとても孤独になるのかも知れません。
意のままに動けなくなった上に、わずかな会話で、否定と叱責ばかりされ続けて辛かったのでしょう。

というのは、後付けの解説。

私は「フゥ~ン」と脳天気に祖母と話しをしただけという話しなのです。




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嫁オバの災難

前記事で、笑い話的に書いたサンダーバード事件の続き。

車に乗り込もうとして、車の下に滑り込んでしまったばあちゃん。

ただその時、ばあちゃんが感じた恐怖はハンパでなく、
飛んでもない錯覚を脳に刻み込んでしまいました。

『嫁に車で轢き殺されるところだった』

ばあちゃんにしてみたら、「退院だ。ワーイ」とスリッパのまま外に出て
車のそばに立っていたはずが、気づけば車の下。
タイヤは目の前。

もがくばあちゃんを救出するにも、足下が悪くて、嫁オバも母も四苦八苦。

そこで『嫁が私を殺そうとしている!』と確信してしまったらしい。

それを会う人ごとに話す祖母。
広がる噂。

その噂話を信じたオバからの電話に驚く母。
「いやいや、それは違うから。私もそこにいたから・・・カクカクシカジカ。」
「まさか! ばあちゃん、そこまでボケが進んだか…」と、オバ達は驚く。

「ハハ子さんのおかげで、誤解されずに済んだわぁ。」と嫁オバから感謝される母。
たしかに目撃者がいなければ、嫁オバは殺人未遂の容疑者になってたものね。

そんなわけで、とりあえず身内での誤解は解けたとしても、
ばあちゃんの近所での噂は消えたりしない。

気丈で賢かったばあちゃんが、ボケていると思った人はいなかったみたい。
それに話しが飛躍しすぎてて、かえってリアルに感じた人も多かったのかも。
「もしかしたらあの嫁……」

嫁オバもかなり勝ち気な人だったので、そう見られちゃったのかも…
にしても、殺人未遂はないだろう!

とんだ災難である。

まだらにボケた頭に焼き付いた恐怖の記憶は修正不能?

ところがある時を境に、ばあちゃんはその話をしなくなりました。

それはね。。。少し笑えます。

続きます。




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