お月様にあいたくて

闇夜の砂漠で月を待つ。 それが日常。 たまには、こっそりひっそり毒でも吐こうか。

黒い心

会社のお兄様が憔悴している。
ちらりと声をかけたら、どうやら借金にあえいでいるらしい。

数年前に定年を迎えて現在は嘱託?
定年のときに支給された数百万の退職金はどうしたの?
私の生活レベルなら、3年は暮らせる額なんだけど。

「嫁に言ったら使われてしまうから、マンションの頭金にでもするか…」
などと言っていたのに、その退職金を使い果たした上に借金を作ったとな?

20年くらい前、ようやくカードが使えるようになったと喜んでいたけど
また振り出しにもどりましたか。

ふぅ~っと、溜息が出た。

借金グセは治らない。
「クセがすごい」by千鳥


アハッ。意味が違うか(*゚▽゚*)


借金ブログでよく見たフレーズ?
「30万あれば、借金先を一つにまとめることができる。」とな?
それって、おまとめローンてやつですか?

「でも、社長に迷惑はかけられなし…」
はぁ?
てめえの尻ぬぐい、会社や社長にしてもらおうとして思い止まったとな?
どや顔されても、当然すぎて言葉も出ない。

遠い昔、会社が用立てたお金を返しもせずに終わらせたこと、忘れちゃった?
私から社長に口添えなんて、絶対にしないよ。

数日後、突然
「自己破産することにしました。」と、社長の目の前でカードにハサミをいれたお兄様。

「いろいろ考えたけど、会社で首を○るわけにもいかないので・・・」
って、気持ちの悪いことを言う。
てか、なんで会社なのか意味不明。

会社も、社長も、私も、あなたの借金には全く関与してないんですがね。


現在、お兄様は弁護士に過払い金を調べてもらっている。
いずれにしても、自己破産は決定的だ。

まあ、私の関知するすることじゃないのだけど
無事、免責がおりるのを祈るしかないわね。

贅沢 できなきゃ しなきゃ、年金で暮らしていけるでしょう。

………………

てか、生きるも死ぬも勝手にどうぞなのよね。
でもさぁ、もし死ぬんだったら、どこかよそで野垂れ死んでくれ。

と、私の心が黒くつぶやく。



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『魚服記』を読んで

メダカの兄弟-わらべ


……………

まだ感受性が鋭かった十代のころ、太宰治の小説にはまった。
人生経験を積み重ねて、太宰を人としてどうよ?と思う大人になっても
彼の小説の中にある魅力を否定することはできそうにない。

『魚服記』はあらすじを書くほどでもない短い小説です。
※作者の死後50年が経ち、現在はこちらで読むことができます。青空文庫

《感想文》
大蛇になれなかったスワが、まっすぐ滝壺にむかい「くるくると木の葉のように吸いこまれた。」

大人になっていく少女の苛立ち。
大蛇になった。。。はずが、ただの小さな鮒だった。
所詮それが現実なのよね。
絶望するしかないわ。

   以上 第一弾


そんなふうに思っていたのだけど、今、読み返して違うかもと思った。

もしかしたら、この小説は眠っているスワの夢なのかも知れない。
くるくると吸い込まれた滝壺の先は、日常の世界(社会)?
「底辺で生きるって、こんなものかぁ~」と、目を覚ます。

雑踏の中、満員電車の中、現実を受け止めてそこに飛び込む。

ん?それは、私のこと?
ま。若いうちは目の前の現実さえ認識していなかったのだから
夢と現実に隔たりがあるとは思っていなかった。
可能性は無限大に広がっていたのよね。

スワは絶望したのだろうか?
日常に埋没したのだろうか?

   以上 第二弾


そして、です。
今回読み直してある言葉に引っかかった。
「疼痛」
初めて読んだとき、まだ子どもだった私は、酔っ払いのおとっつぁんに
「頭でもひっぱたかれた?」くらいにしか思っておりませんでしたよ。

ああ、そういうことだったのですか・・・
死にたくなるほど絶望的なお話しだわ。

   以上 第三弾 (これは感想といえるのか?)

… … … … …

『魚服』の意味がわからなくて調べたら、
『白竜魚服』という熟語に出会った。四字熟語辞典より抜粋

「白竜」は白い竜ということから、天帝の使者のこと。
「魚服」は魚の服装をするという意味から、身分の高い人がみすぼらしい格好をすることのたとえ。

ああ、スワは鮒にしかなれなかった。。。

…………………

おまけの【ポエム】

メダカたちが 群れて泳ぐよ
あっちの水は 甘かったんだって
むこうの水は 苦かったんだって

ねえねえ、それは誰が教えてくれたの?
ぼくがわたしが 泳いできたの

あらあら ウソはいけません
あっちも むこうも とっくに水がありません

それでは だれにも調べらない

つくりばなし つくりばなし
知ったかさんの つくりばなし

それでも 群はユラユラ泳ぐよ
知ったかさんに つられて泳ぐよ

………………

雑ですね。('-'*)

修学旅行の感想文を、1時間で3行しか書けなかったことが蘇る。
やっぱ、作文能力のなさは致命的。

とりあえず、私の老後へのお土産ってことにしときますかね。



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読書熱

このブログに『雑な感想文』というカテを作った。

最近、新聞を読むのに苦労している。
これは、老眼?
そろそろ眼鏡を買い替えなくてはいけませんかね。

しかし、なにぶん、先立つものがなくってねぇ~♪

とりあえず見えてるし。
もともと近視だったから、眼鏡をはずせば細かい字もバッチリ読めるの。

貧乏人にはありがたいお話しだわ。
ただ、その距離10㎝。
新聞に顔をすりつけるように読んでいる。

………………

若い頃は本を読むのが大好きだった。

最近本を読まなくなったのは、何年も超多忙だったせいか
読んでも文章が理解できなくなったせいか?

とにかく、読書から遠ざかっていた。


それが最近、本を読みたいと思うようになってきた。

そろそろ老後を視野に入れて、何か趣味を探していて
若い頃のように乱読することは不可能でも、
ゆっくりと本を読めたらと思うようになった。

ゆるゆると朽ちていく脳細胞がどれほど文章を理解できるか分からないけど
やはり、読書は私の性分にあっている気がする。

………………

などと思いながら、若い頃に読んだ本を思い出そうとしてアレレ?となった。
食いつくように読みあさった本のほとんどを忘れている。

なんとも自分の脳味噌が憐れである。

このまま歳を取ってしまえば、もっと忘れることが増えるのか?
ならばそうなる前に、かつて読んだ本の感想文でも書き留めてみましょうか。

とはいっても、いい加減な記憶をたどってのテキトウな感想文にしかならないけれど
いつかその本を読み返して、間違い探しをするのも楽しいかも知れない。

老後の楽しみを求めて、いざ、読書。

………………

現在、古本を取り寄せている。
他人がそれも誰だか知らない人が触れたものには抵抗があるけど、
絶版本はそれより他に入手手段がない。
一度読んで惚れ込んで、どうしても手許に置きたい本がある。

ああ、本を買いたい。眼鏡も買いたい。
されど、サイフの中に北風が吹きふける・・・ヒュ~~{{ (>_<) }}



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勘違い

昼休みに友達から電話が来た。
「明日の夜、家族で温泉に1泊するから、Bニャンのことお願いできる?」
「じゃ、明日の夜と明後日の朝ね。いいよー。」

夜。散歩のために、Bニャンの家に行ったら明かりがついていない。
そして、暗い部屋で吠えまくるBニャンの声。

あら? 聞き間違った? やっちまった?

鍵を開けて玄関に入ると、踊り狂うBニャンの足音と、荒い息づかいだけが聞こえた。

家に入り、大声で友達を呼んでみたけど反応なし。
私も友達もそそっかしいから、1日間違えちゃったのかなぁ~?
それとも大好きな銭湯にでも行ってしまったか?

ま、どっちでもいいかと思い
ヒャヒヒャヒ、クルクル回っているBニャンと散歩に出かけた。

散歩から戻っても、家には人の気配がない。
テレビを点けて、しばらく様子を見ることにした。

と、家族の人が帰ってきた。
「お母さんは?」
「え、いないの?」
「お風呂かな?」
「さっき電話したとき、いたよ。」
?????

2階にあがった娘さんが大きな声で教えてくれた。
「ここで、寝てるーwww」

そして、慌てて降りてきた飼い主さんが、寝ぼけて勘違い。
「じゃ、行こうか。」って
「いや、もう行ってきたよ。」
「あら、じゃあ、足を洗わなくちゃ。」
「いや、もう洗ったよ。」
「それじゃ、(散歩後の)おやつを…」
「もうあげたよ。」
「あら、それじゃ、水を替えなきゃ」
「いやいや、全部終わってテレビを見てたんだけどw」

「えっ! こちるさん、いつ来たの? どうして声をかけてくれなかったの?」
「いやぁ~、声かけたけどね。真っ暗な部屋でBニャンが吠えてたから留守だと思ったw」

という勘違いシリーズ。

………そして、おまけの勘違い………

私たちの会話を聞いていた婿殿が、娘さんに向かって

「それ見ろ、お前が可愛がらないからだぞー」と。

「こいつ(娘さん)が帰って来ても、吠えないし迎えにも来ないから
 耳だけじゃなく、目も見えないんじゃないかって心配してた。」

お姉ニャンをまるっとシカトしてたんですかね?

一番 ちゃっかり しっかりしているのはBにゃんのようだ。



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産休や育休って不公平だわ

★間違ってるかも知れない。でも、とりあえず。

……………

去年初めて産休や育休の手続きをして
産休は健康保険、育休はハローワークに別れていることを初めて知った。

用語の意味さえ理解できず、ネットで検索しまくって、
出すべき書類といらない書類を山ほどプリントアウトして泣いたわ(笑

それでも泣きながら手続きを済ませ、無事マコさんに手当が支給された。

……………

産休・育休手当をもらえるのは、健康保険と雇用保険に加入している人だけ。
国保の人はもらえない。

なんかね。不公平だと思った。

同じ妊婦さんなのに、片方は仕事をしなくても給料の3分の2を保証され
片方は一銭ももらえない。

なんとなく、出産が労働と道楽に区分されているようで差別を感じた。

国も「子どもをジャンジャン産みなさいよ。」っていうなら
いっそのこと出産・育児は労働とみなしてくれてもいいんじゃね?
もうね、妊産婦は全員、準国家公務員てことにでもしたらどおよ。

国が定めた制度を、会社や社員にこっそり押しつけて、
まるで国が手当を支払っているかのようにご指導をなさる。

健康保険料や雇用保険料からお金を捻出したりしないで
国がどの妊産婦も経済的に平等にあつかう。
そういう制度があっていいような気がする。

国が懐を痛めずにすむから、こんな不平等が起きるのなら
健保や雇用保険の掛け金を下げて、税金として徴収したらいいと思う。



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